・自分たちの発表と他校の発表を比較して、伝えたいことを絞り、図やジェスチャーを使って一貫性のある流れで伝えるプレゼンの工夫が多く見られ、自分たちの発表にはまだ工夫が足りなかったことに気づかされ、改善していきたいと思いました。また、他校の研究発表を聴いて、こうした視点があるのかと驚き、とても刺激を受けました。
全国から集まった多くの同志と出会い、さまざまな考え方や研究に触れることで視野が広がりました。練習の重要性を改めて実感するとともに、研究に限らず多方面での意欲も高まりました。貴重な経験を今後の活動に活かしていきたいと思います。
・"私たちが何気なく目にするものに疑問を持って物理的に研究している班が多く楽しかった。また、シミュレーションが上手な人や、難しい言葉を言い換えてわかりやすく伝えられる人などがいてレベルの高さを感じた。受験前に全国の広さを感じられたことがありがたいし、今回の課題の準備不足と、相手に伝えることを意識して、過ごしたいと思った。
弦楽合奏部として全国大会に行ったときとは別で、生徒同士の交流が多かったので、方言が分かったり、安積高校が正しく読まれなかったりして面白かった。また、香川で歩いているだけでも南国を感じる植物が生えていて感動した。
・全国の高いレベルを学べた。というと小並感があるが、自然科学分野の初めての全国大会で、高校生たちの研究への熱い想いを肌で感じ取ることができた。いいプレゼンをしようと細かいところをあれこれ工夫するのも勿論大切だが、一番大切なのは『伝えたい』という想いなんだということを、高いレベルの発表を聞く中で改めて感じた。
科学の本来のあり方である「発表」について、多様な考え方をもつ全国の高校生とともに考え直すことができる貴重な機会に参加させていただくことができた。自分は審査員になったつもりで点数をつけながら見ていたが、その中で「『伝わる』発表」の特徴を見つけ、「『伝わりにくい』発表」はなぜ伝わりにくいか考え反面教師にする、ということを通して自分の研究に当てはめようと思えた。総括して、科学を心から『楽しい』と思える4日間だった。