校長挨拶
校長挨拶
本校は、本年4月8日に併設中学校が開校し、中高一貫校の福島県立安積中学校・高等学校として新たな門出を迎えました。
高校は明治17年(1884年)に本県唯一の旧制中学校として創立されて以来、今年で141年を迎える、県内随一の伝統校です。地域の皆様からは親しみを込めて「安高」と呼ばれております。36,000名を超える卒業生は、国内外における様々な分野で活躍しています。
高校には、伝統の「安積の精神」が根付いています。それは、「開拓者精神」「質実剛健」「文武両道」の3つです。この「安積の精神」は長い歴史を刻みながら、先輩から後輩へと脈々と受け継がれており、中学校におきましても「安積の精神」を継承しております。特に「開拓者精神」のもと、高い志をもち、文武両道を貫きながら自分の夢の実現に向けて果敢に挑戦するとともに、努力を継続する生徒が多く在籍し、学びの場にふさわしい環境を作っております。その結果、国公私立を問わず全国の難関大学に多くの合格者を出すとともに、部活動等では全国大会に多数の団体が出場しています。
学校としての大きな取組としましては、昨年度より、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の第3期指定を受けるとともに、令和4年度からは、単位制、医学部コース制を導入するなど、新たな教育プログラムにも積極的に取り組んでおります。
本校の教育目標は「全人教育を目指し、知徳体を錬磨し、次代を担い、人類に貢献できる、志高く有意な人材を育成する」であり、また、中高一貫教育のスローガンは「未来を描き、未来を創る開拓者」です。教育目標の達成のためにも、生徒たちが切磋琢磨し「未来に向かい高い志を掲げ、知性を磨き続ける」ことができる学校づくりに邁進してまいります。
保護者や地域の皆様、関係の皆様には、これまでと同様の御理解と御支援をどうぞよろしくお願いいたします。
令和7年4月
福島県立安積高等学校 校長 森下 陽一郎
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